私たち夫婦は結婚相談所で知り合って結婚しました。
その結婚相談所の系列会社にIBJライフデザインサポートという会社があり、
その会社でライフデザインという形で家計のキャッシュフローシートを作成する機会がありました。
私はファイナンシャルプランナー2級の資格を持っていて、
その認定試験の過程で同じようなキャッシュフローシートを作成する機会がありましたが、
実際に自分のこととなると色々考えさせられることが多かったです。
この記事ではこのキャッシュフローシートの作成を通じて考えさせられたことについて紹介します。
家計のキャッシュフローシート作成手順
まずキャッシュフローシートについてですが、
現在だけでなく、将来にわたって考えられる収入・支出を整理して
その結果自分たちの資産がどのように変化していくか?を見ていくものです。
このキャッシュフローシートはエクセルで作成できますが、
日本FP協会のHPでテンプレートがダウンロードが可能ですので
興味のある方はダウンロードしてみてください。
お互いの収入・資産状況を確認しよう
キャッシュフローシートの作成で一番大事なのは、お互いの収入・資産状況を確認することです。
これがないといくらシートをダウンロードしても作成に取り掛かれません。
お互いの収入を公開するのなんてイヤだ!!なんて人もいるかもしれませんが、
この本にあるように、夫婦になったら、心・体の絆だけでなくお金の絆も大事です。
お金で揉めると夫婦関係も危うくなるので、そこは考えを改めてください。
子供の人数・教育方針を考える
家計の3大支出と呼ばれる教育費。
この費用設計も大事になってきます。
まずは子供の人数。ここは色んな考え方があると思います。
私たち夫婦は奥さんが3人兄弟ということで、3人でプランを作成することにしました。
(私の年齢考えるとなかなかハードルは高め???)
そこが決まったら、どういう教育方針で行くかを話し合ってみましょう。
私たち夫婦はお互い大卒なので、子供にも大学までは行ってもらいたいと考えています。
私立か公立かについては、お互いが地方出身者ということで
あまり私立になじみがないのですが、
都心に住んでいると高校からは私立も選択肢に入ってくると考えているので、
高校・大学は私立に通わせる前提で考えています。
各ステージや公立・私立の違いでどれくらい費用に違いが出てくるかは
こんなサイトがあるので参考にしてみてください。

また大学進学したら、一人暮らしさせたいとかそういう風に考える家庭もいると思います。
自分たちでアルバイトして賄いなさいと言えばそれまでですが、
そこは親心。家賃くらいの仕送りはする前提で考えてみては。
賃貸?持ち家?
家計の3大支出の2つ目である住居費についても考えましょう。
これについては、持ち家とするか賃貸とするかは意見が分かれるところです。
私の会社では借り上げ社宅制度が10年間活用できるので、その期間は賃貸で考えています。
その後についても子供が独立するまでは適正な間取りが変わってくるので
賃貸での住み替えをしようかと考えています。
ただこの部分については、子供の状況やお互いの資産状況によっては
考え方が変わってくるかもしれません。
何せマイホームはおそらく人生で一番高い買い物です。
災害が発生してしまったりすれば負債になってしまうリスクもあります。
月々の支払では(住宅ローン返済)<(賃貸時の家賃)かもしれませんが、
リスクを考えると中々悩ましい問題です。
月あたりの支出を整理する
これについても人それぞれだと思います。
私たち夫婦もまだ一緒には生活していないので、
どれくらいに費用が積みあがるのかがわからない部分があります。
また子供ができれば生活費も当然UPします。
子供一人当たり月2~3万円ほど増えるとみて計算してみてください。
その他イベントを整理する
車を頻繁に買い替えたいだとか、年2回は家族旅行したいとか
ここも色々家庭によって様々です。
あと子供の結婚式の援助をしたいという家庭もいると思います。
その場合の費用もキャッシュフローシートには入れてください。
退職金・年金額を試算する
ここも重要な要素です。
もし会社の規定で調べることができたら、そちらを使ってください。
わからない場合はこんなサイトで自分の状況に当てはめて試算してください


また公的年金についてはねんきんネットで試算することが可能です。
会員登録後、ID発行を待たないと自分の状況を確認することができませんが、
なかなか公的年金の額ってわからないものなのでぜひ登録してみてください。
個人年金保険に加入している方も加入内容を確認してください。
私も付き合いで2社の保険に現在加入していて年間100万近くの支給が10年間受けられる予定です。
(今では加入したのをちょっと後悔してますが、貯金替わりだと思うようにしてます)
診断結果
以上の結果を踏まえて、キャッシュフローシートを作成していくと
貯蓄額の総額がどう変動していくかがわかると思います。
数字だけだと変動が分かりずらいのでグラフにしてみるといいです。
ちなみに私たち夫婦のキャッシュフローはこんな感じになります。
棒グラフが年ごとの支出額、折れ線が貯蓄残高になります。
※貯蓄残高は利回り0%です。
老後の貯蓄が減っていかないのは、何か計算が漏れているような気もしますが・・・・
今から28年後、つまり私が65歳の時に最も貯蓄残高が減ります。
ちょうどこのタイミングは子供たちが3人とも大学に進学しているタイミング。
ちなみにそのあとちょっと増えているのは、
奥さんが60歳で定年退職して退職金をもらったタイミングです。
この結果から分かるように1人目の子供が大学進学しはじめる18年後から、
3人目の子供が大学院まで進学して卒業する31年後までの14年間で
それまでの貯蓄が一気に取り崩される資産になりました。
これを見ると、いかに将来に向けた計画が重要だっていうことがわかりますね。
今貯蓄があるからといって、豪快に使うとあとでシッペ返しがくるので、
今はコツコツ資産額UPに励みたいと
この結果を見て改めて思うようになりました。
あと支出の見直しもやらないと!!
また全体にわたって住まいは賃貸前提にしていますが、
それでもやっていけるんだ!!と感じました。
こうやって家計のキャッシュフローシートを作成してみると
色んな事が見えてきますね。
終わりに
今回の記事では家計のキャッシュフローシートの作成手順について紹介しました。
私たちと同じ新婚の方やこれから結婚しようと思っているカップルはもちろんのこと、
間もなく老後を迎える方にもこのキャッシュフローシートの作成は有効だと思います。
また、一度作成しても、その後色んな状況変化があるので、
キャッシュフローシートの見直しは都度実施することが必要です。
何度も言うように夫婦生活においては、心・体の絆とともにお金の絆も大事です。
いざその時になって慌ててお金の絆にヒビが入らないように
予めの備えをすることが重要です。
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