スマホを購入する際に重要視するポイントは人それぞれですが、バッテリーの持ちを気にする方も多いでしょう。
このページでは、既にMi 11 Lite 5Gを使用されている方向けに、Mi 11 Lite 5Gのバッテリー持ちを2倍向上させる方法をご紹介します。
これからMi 11 Lite 5Gの購入を検討されていて、Mi 11 Lite 5Gのバッテリーの減りが早いという口コミが気になっている方も、購入後このページで紹介する対策を取れば、困ることは無くなるでしょう。
Mi 11 Lite 5Gは4万円台で購入可能な上に、サクサク動作する非常にコスパの高いスマホです。
バッテリーの持ちが悪いだけで、購入を躊躇したり、使用頻度が落ちたりするのはもったいないので、このページを見て、たくさんの人のメインスマホになってもらえたら嬉しいです。
Mi 11 Lite 5Gとは?
2021年7月に発売されたXiaomiのミドルスペックスマホMi 11 Lite 5G
- 4万円あれば購入可能
- Snapdragon780G搭載で動作がサクサク
- 本体重量159gと軽量
- 有機EL6.55インチのディスプレイ
- 6400万画素のメインカメラ搭載
- おサイフケータイ搭載
といった本当にミドルスペック?と言えるくらいの高性能なスマホです。
Mi 11 Lite 5Gは電池持ちが悪い?
私は、OCNモバイルONEのセール期間中に購入しました。
すると、ゲームをしたり、動画を頻繁に見たりするわけでは無いのに、ギリギリ2日間持つかどうか?でした。
実際のバッテリー残量グラフはこんな感じ。
電子書籍やTwitterを見たりしていたので、途中減少が激しい期間はあります。
ただ、待受をしているだけの0時~6時、9時~18時だけでも1時間あたり2~3%減少していました。
これでは、待受しているだけでも、2日間でバッテリー残量が無くなってしまいます。
これでは、充電回数が増えて、バッテリー寿命にも影響してしまいます。
ちなみに、バッテリー寿命を長持ちさせる秘訣については、この記事で紹介しています。
スマホバッテリー長持ちの秘訣!80%で充電を自動停止させる方法
対策後の Mi 11 Lite 5G のバッテリー状況は?
高機能スマホなのに電池持ちが悪いだけで評価下がるのはもったいない!
ということで、この記事で紹介する対策をとってみたら、バッテリー残量グラフはこうなりました。
自宅で待受しているだけなので、単純比較は出来ませんが、待受状態でのバッテリーの減り方が、1時間あたり1~1.5%に減っています。
対策前が1時間あたり2~3%だったので、バッテリーの持ちが2倍向上しました。
それでは、どんな対策をとったのか?をご紹介します。
Mi 11 Lite 5Gの電池持ちを2倍向上させる方法
それではMi 11 Lite 5Gのバッテリー持ちを向上させる方法をご紹介します。
このページで紹介する方法は次のとおりです。
- ダークモードを設定する
- 位置情報をOFFにする
- 触覚フィードバックをOFFにする
- アプリバッテリーセーバーの設定を変更する
- アカウントのデータ同期設定を変更する
- 常時オンディスプレイをOFFにする
- 電池の最適化設定を変更する
ダークモードを設定する
『設定』→『ディスプレイ』で『ダークモード』を選択します。
有機ELディスプレイは、表示を黒に近づけることで消費電力が削減できます。
なのでダークモードを設定すると、使用中の消費電力削減が可能になります。
位置情報をOFFにする
『設定』→『位置情報』で『位置情報へのアクセス』をオフにします。
GoogleMapなど位置情報がオフになっていると不便なアプリはたくさんあります。
ただ待受状態で位置情報へアクセスする必要はないので、オフにしておくことで消費電力の削減が出来ます。
私の場合、位置情報へのアクセスをオフにしたことで、4G接続中のバッテリー消費速度がwifi接続中のバッテリー消費速度と同程度になりました。
触覚フィードバックをOFFにする
『設定』→『サウンドとバイブレーション』で『触覚フィードバック』をオフにします。
Mi 11 Lite 5Gでは文字を打ったり、スクロールしたりする際にバイブレーション効果を付けられます。
ただ無くても困りません。
バイブレーションが発生するたびに電力消費するので、バッテリー持ちを優先するなら触覚フィードバックはOFFにしましょう。
アプリバッテリーセーバーの設定を変更する
『設定』→『バッテリーとパフォーマンス』→『右上の六角マーク』→『アプリバッテリーセーバー』を選択して、各アプリの設定変更をします。
ここで、バックグラウンドで動作するアプリの動きを設定します。
設定は4段階で可能です。
- 制限なし:バッテリーセーバーはアプリのアクティビティを制限しない
- バッテリーセーバー(推奨):アプリとアクティビティを特定し、重要なプロセスを継続。バッテリーセーバーは重要なアプリを選択的に扱う
- バックグラウンドアプリを制限する:バックグラウンドでアクティビティが10分間実行された場合はアプリを閉じる
- バックグラウンドアクティビティを制限する:節電のためにアプリを閉じる。
デフォルトでは”バッテリーセーバー(推奨)”で設定されていますが、この設定を変更します。
私の場合
- LINE
- Spotify
以外のアプリはすべて”バックグラウンドアプリを制限する”に変更しました。
様子をみながら、”バックグラウンドアクティビティを制限する”にしたり、” バッテリーセーバー(推奨) ”に戻したりしてみましょう。
アカウントのデータ同期設定を変更する
『設定』→『アカウントと同期』で設定変更をします。
GoogleやTwitterなどのアカウント同期設定です。
私の場合は『Wi-Fiのみ』をオンにしましたが、実使用で困らなければ『データの自動同期』をオフにしてもいいと思います。
常時オンディスプレイをOFFにする
『設定』→『常時オンディスプレイとロック画面』で『常時オンディスプレイ』をオフにします。
常時オンディスプレイとは、常にディスプレイに時計などを表示させる事ができる機能です。
画面表示させるので当然消費電力は増えます。
なので、電池持ちを優先するなら常時オンディスプレイ設定はオフにしましょう。
電池の最適化設定を変更する
『設定』→『プライバシー保護』→『特別な権限』→『電池の最適化』を選択して、各アプリの設定を変更します。
Mi 11 Lite 5Gでも他のAndroidスマホと同様に電池の最適化設定が可能です。
設定画面上部で『最適化していないアプリ』を選択すると、電池の最適化設定をしていないアプリ一覧が表示されます。
大半のアプリはタップしても何も表示されません。ただ一部のアプリはタップすると『最適化する』『最適化しない』を選べる画面が出てきます。
ここで『最適化する』を選べば、そのアプリに対して電池の最適化設定が可能になります。
私の場合、この電池の最適化設定の変更が一番効果ありました。Wifi接続でも4G接続でも1時間あたり2%減少していたのが、この変更で1時間あたり1%減少に抑制できました。
OCNモバイルONEのsim使用中のバッテリー異常消費対策
先ほど紹介したように私はOCNモバイルONEのセールを利用してMi 11 Lite 5Gを購入しました。
OCNモバイルONEは
- 料金が比較的割安
- 昼休憩中や通勤時間帯でも速度低下が小さい
という特徴があって、使い勝手が良いのですが、OCNモバイルONEのsimを使用するとバッテリーが異常消費するのが唯一の欠点です。
そこで、OCNモバイルONEのsimを使用してもMi 11 Lite 5Gのバッテリー消費を抑える設定を試行錯誤してみましたので、ご紹介します。
今回紹介する設定をすることで、wifi接続中限定ですが、1時間あたり約0.5%までバッテリーの減少幅を小さくすることが出来ました。
実際に設定した内容は以下の通りです
- VoLTEを使用
- 開発者向けオプションでモバイルデータを常にオン機能をOFFにする
- 優先ネットワークでLTE onlyを選択
- wifi接続中はモバイルデータ通信をOFFにする
VoLTEを使用
『設定』→『SIMカードとモバイルネットワーク』→上部のsimカード選択でOCNモバイルONEのsimカードが挿入されている番号を選択→『VoLTEを使用』をONにする。
OCNモバイルONEのバッテリー異常消費の原因の一つとして挙げられているのが、4Gだけでなく、3Gや2G回線も探索して接続を試みようとしていること。
この3Gや2G回線との接続を防止するために、VoLTEを使用させます。
実際、この設定だけでは、バッテリー消費を抑えることは出来ませんでしたが、この後紹介する2つの対策と組み合わせることでバッテリー消費を抑える事ができました。
モバイルデータを常にオン機能をOFFにする
『設定』→『追加設定』→『開発者向けオプション』→『モバイルデータを常にオンにし』をOFFにする
デフォルトでは、開発者向けオプションの項目は表示されていません。事前に『設定』→『デバイス情報』のMIUIバージョンの部分を7回連続でタップする で開発者向けオプションをONにしてください
OCNモバイルONEのsim利用による電池の異常消費の原因が2G・3G回線への接続だった場合、不要なモバイルデータ通信は避けたいところ。
この項目のみでは効果はありませんが、項目の積み重ねで効果を積み上げます。
優先ネットワークをLTE onlyにする
これも3G・2G回線との接続を防止するための設定です。
ただ、Mi 11 Lite 5Gには優先ネットワークの選択肢は『4Gを優先』であり、『4Gのみ(LTE only)』という選択肢がありません。
この問題を解決するために、Androidの隠しコマンドをご紹介します。
このAndroidの隠しコマンドについてはこの記事でご紹介されています。
優先ネットワークで『4Gのみ(LTE only)』を設定する方法は次のとおりです。
- Androidの標準電話アプリを立ち上げる
- ダイヤル入力画面で *#*#4636#*#* と入力する
- OCNモバイルONEのsimが挿入されているスロット番号に対応する『携帯電話情報』をタップ 例)simスロット1に挿入されていたら、『携帯電話情報1』をタップ
- 画面中央付近にある『優先ネットワークの種類を設定』の下をタップして、選択肢から『LTE only』を選択する
これでMi 11 Lite 5Gでも優先ネットワーク設定で4G回線のみを選択することが出来ました。
wifi接続中はモバイルデータ通信をOFFにする
wifi接続中に 『設定』→『SIMカードとモバイルネットワーク』→『モバイルデータ』 をOFFにする
最後はwifi接続中はモバイルデータ通信をOFFにするです。
この設定と、ここまで紹介した4G回線のみに接続する設定を組み合わせることで、wifi接続中はバッテリー消費を1時間あたり約0.5%まで抑えることが出来ました。
モバイルデータ通信をOFFにしても、電話は繋がります。
ただ、いちいち設定画面を開いて、モバイルデータ通信のON・OFFを切り替えるのは面倒です。
そこで、ホーム画面にモバイルデータ通信ON/OFFを切り替えるウィジェットを配置しましょう。
ウィジェットの配置方法は、ホーム画面のアイコンがない箇所を長押し→下の『ウィジェット』をタップ→『クイック機能』の欄をスワイプして『モバイルデ…』をタップ→ホーム画面右上の『完了』をタップ です。
ウィジェットが青のときはモバイルデータ通信がON、白のときはモバイルデータ通信がOFFとなります。
いちいち切り替えるのは少し面倒ですが、その分効果テキメンです。
対策しても残量が足りないときは急速充電しよう
これまで紹介したような対策をしても、使用状況によってはバッテリー残量が足りないことがあるでしょう。
そんな場合は諦めて、充電しましょう。
Mi 11 Lite 5Gは33W急速充電に対応しています。付属の急速充電器を使えば、このように約1時間でフル充電できます。
外出中でもちょっとしたスキマ時間を利用すれば、急速充電であっという間にフル充電に出来ます。
付属品の急速充電器とケーブル(1m)を持参していれば外出先でも充電出来ますが、自宅用と外出用で使い分けたい方もいるでしょう。
外出先でも急速充電をするには
- 充電器 もしくは モバイルバッテリー
- 充電ケーブル
が急速充電に対応している必要があります。
ここでは、Mi 11 Lite 5Gの急速充電のスペックと、そのスペックに対応している商品をご紹介します。
Mi 11 Lite 5Gの急速充電スペック
まずは、Mi 11 Lite 5Gの急速充電スペックをご紹介します。
充電ポート形状 | USB Type-C |
急速充電規格 | Mi Turbo Charge(33W) PD(27W) |
急速充電スペック | 33W もしくは 27W |
Mi 11 Lite 5GはXiaomiの独自規格であるMi Turbo ChargeとともにPD(パワーデリバリー)規格に対応しています。
また充電器やバッテリーが33Wもしくは27Wの出力に対応している必要があります。
なので、Mi 11 Lite 5Gで急速充電をするためには、
- Mi Turbo ChargeかPDのいずれかの規格に対応
- Mi Turbo Chargeなら33W、PDなら27W以上の出力に対応
を満たした商品を選ぶ必要があります。
オススメの急速充電器
Xiaomi Mi 33W Type-A+Type-C 急速充電器
まずはXiaomiの急速充電器です。
こちらのオススメポイントは
- 純正充電器と同じ33Wの高出力
- USB-CポートとUSB-Aポートの2種類のポートに対応していて複数機器の同時充電可能
- 持ち運びに便利な折りたたみ式プラグ
同時充電をすると急速充電出来ない点は要注意ですが、Mi 11 Lite 5G付属の充電器と同等スペックを備えているのは安心です。
Anker Nano Ⅱシリーズ急速充電器
次はAnker Nano Ⅱシリーズの急速充電器です。
こちらの商品のオススメポイントは
- PD(USB Power Delivery)対応の30W出力
- 約4cm四方の大きさで重さも約41gで軽量な超コンパクト設計
- スマホだけでなく、Macbook Airの充電にも使用可能
超コンパクトな点は持ち運びする際には重要なポイントですね。
Anker Nano Ⅱシリーズは出力の違う充電器もラインナップされています。
PD対応のWindows PCやMacBookの急速充電もしたい方は、こちらの65W商品がオススメ
先程の30W出力タイプと同様、コンパクトな設計で、折りたたみ式プラグが採用されているので、カバンに入れても邪魔になりません。
オススメの急速充電対応モバイルバッテリー
Anker PowerCore III Elite
充電器じゃなくて、モバイルバッテリーで急速充電したい!という方がいらっしゃると思います。
そんなあなたには、このAnkerのモバイルバッテリーがオススメです。
こちらのオススメポイントは、
- 最大60W出力対応
- 25,600mAhと大容量
- 付属の充電器使用でバッテリー自体の充電も3時間で完了
- USB Type-Cポートと2つのType-Aを搭載
- 充電機器に合わせた適切な電流で充電可能
- 安心のAnker製
こちらの商品一つでスマホだけでなくMacbookやWindowsノートPCへの充電も可能です。
重量が568gとかなりの重量ですが、これ1台で様々な機器のモバイル機器の充電に対応できます。
オススメの急速充電対応ケーブル
急速充電器を使う際は、大電流を流せる充電ケーブルも必要です。
また充電器やモバイルバッテリーの出力ポートに対応したケーブルが必要です。
Mi 11 Lite 5Gは充電ポートがUSB Type-Cなので、充電ケーブルの片側はUSB Type-Cである必要があります。
USB Type-C & USB Type-Cケーブル
このページで紹介したAnkerの充電器やモバイルバッテリーをはじめ、多くの急速充電対応の充電器やモバイルバッテリーは、USB Type-Cポートのみが急速充電に対応しています。
なので、両側がUSB Type-Cの充電ケーブルを選ぶのが汎用性の高い選び方になります。
おすすめはこの商品。
この商品のオススメポイントは、
- 最大出力100W対応で、様々な充電器やモバイルバッテリーに対応
- 束ねて保管しても、ケーブルが絡まりにくい
- 約25,000回の折り曲げにも耐えられる構造
- ケーブル長が0.9mと1.8mの2種類から選べる
耐久性が高いのは大きなポイント。
また、純正の充電器やモバイルバッテリーに付属しているケーブルは0.9mなので、0.9m以外に1.8mもラインナップされているのは、使用環境に合わせられて便利です。
USB Type-C & USB Type-Aケーブル
Mi 11 Lite 5Gに付属している純正充電器のポートはUSB Type-Aです。
でも純正品ケーブルは0.9mで短い!って方にはこちらがオススメ。
こちらの商品のオススメポイントは
- ケーブル長さは0.9m,1.8m,3.0mの3種類から選択可能
- 約5,000回の折り曲げにも耐えられる構造
高い耐久せも備えつつ、ケーブル長のラインナップが充実しているのでオススメです。
まとめ Mi 11 Lite 5Gの電池持ちを向上させる方法
このページではXiaomiのミドルスペックスマホMi 11 Lite 5Gの電池持ちを2倍向上させる方法を紹介しました。
Mi 11 Lite 5Gの電池持ちを2倍向上させる方法とは次のとおりです。
- ダークモードを設定する
- 位置情報をOFFにする
- 触覚フィードバックをOFFにする
- アプリバッテリーセーバーの設定を変更する
- アカウントのデータ同期設定を変更する
- 常時オンディスプレイをOFFにする
- 電池の最適化設定を変更する
電池持ちが長くなれば、充電回数も減ります。
そうすればバッテリー寿命を長くすることができ、スマホを長期間使用できます。
Mi 11 Lite 5Gはコスパの高いスマホです。
しかもOCNモバイルONEなど格安sim会社でのセールで安く手に入れる事もできます。
それくらい良い端末なので、長い期間使用したいですね。
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