もう少しで赤ちゃんが生まれ、育休取得を検討中。だけど、仕事が忙しくて短期間しかとれなさそう。
そんなとき、育休をいつ取ったら1番いいんだろう?と悩んでいる人が多いでしょう。
そんな人向けに、双子育児で実際に2週間の育休を取った私の実体験から、男性の育休はいつとるのがベストか?を紹介します。
この記事が、短期間でも充実した育休にする参考になれば嬉しいです。
男性の育休 いつとるのがベスト?
それでは、男性の育休をいつとれば良いか?をいくつかパターンに分けてご紹介します
万人におすすめ
まず、どんな男性でも育休取得をオススメするのは、生後間もなく〜2ヶ月頃の間です。
その理由は次のとおりです。
- 奥さんの睡眠不足が軽減出来る
- 奥さんの話し相手になれる
- 職場の理解が得られやすい
奥さんの睡眠不足が軽減出来る
生後2ヶ月までは、ほぼ3時間に1回、オムツ替えをしたり、母乳・ミルクをあげたりの日々です。
かつ、まだ赤ちゃんの生活リズムが整っていないので、なかなか泣き止んでくれないことも。
ましてや初めての子供だった場合は、首がすわってない赤ちゃんの扱いに戸惑ったり、お世話グッズが足りなかったり、ドタバタの毎日。
そんな生活を送っていると、自然と睡眠不足になりがちです。
なので、この期間に男性が育休を取っていると、交替で赤ちゃんのお世話をすることができます。
こうすることで、少しでも奥さんの休息時間を確保してあげると、睡眠不足解消に役立てることが出来ます。
睡眠不足で両親の機嫌が悪くなると、赤ちゃんにも悪影響です。
出来る限り万全の体調で、育児に取り組める環境を整えてあげましょう
奥さんの話し相手になれる
生後2ヶ月頃までは、病院から退院したあとは検診や予防接種以外で外出する機会はほとんどありません。
もし男性が、生後間もなく〜2ヶ月頃まで育休取得しなかったら、奥さんが会話する時間がほとんど無くなります。
しかも、この時期の赤ちゃんは、泣くか寝てるかで、あやしても笑う機会はなかなか訪れません。
いくら自分の子供と言えども、日中ずっと一対一で赤ちゃんと過ごしていると、精神的にストレスが溜まります。
最悪育児ノイローゼになる可能性もあります。
そうならないためにも、男性がこの期間に育休取得して、奥さんの話し相手になる。
これだけでも、かなり大きな理由になります
職場の理解が得られやすい
厚生省の調査によると、育休を取得した男性の約46%が生後間もなく〜2ヶ月頃までの間に育休を取得しています
育休取得する男性自体はまだまだ少ないものの、多数の人がこの期間に育休を取得している
この事実だけでも、職場の理解が得られやすい大きな要因になります。
もちろん妊娠中から予め育休取得の意志を伝えておく必要はあります。
意志を早めに伝えておけば、出産予定日が近づくに連れて、徐々に周りの人もあなたの育休取得に向けて準備を整えてくれます。
それだけ出産時は周囲の人にとってもビックイベントなんです。
親族のサポートがある場合
里帰り出産や近所に親族が住んでいるなど、親族のサポートが貰えそうな場合は、先ほどの期間(生後間もなく〜2ヶ月頃)の他に、生後4ヶ月以降に育休取得をするのもオススメです。
私自身も、生後4ヶ月になった日からわずか2週間でしたが、育休取得して有意義な時間を過ごしました。
なぜ生後4ヶ月以降をオススメするのか?
その理由は次のとおりです
- 赤ちゃんが成長して安心感が増す
- 赤ちゃんと一緒にお出かけ出来る
- 赤ちゃんの成長に合わせた環境作りが大変になる
赤ちゃんが成長して安心感が増す
生後4ヶ月頃になると、赤ちゃんの首がすわり始めます。
これだけでも、男性にとっては安心感が増す大きな材料です。
誰しも首がすわってない赤ちゃんをお世話するのはドキドキするもの。
せっかく育休を取得したのだから、育児を楽しみたい気分になります
そのためには、少しでもドキドキ感は減ってくれるとありがたいものです。
赤ちゃんと一緒にお出かけ出来る
生後4ヶ月頃から、積極的に外気に触れさせることをオススメされます。
つまり、赤ちゃんと一緒にお出かけが出来るようになります
ずっと家の中に閉じこもって育児をするのは、結構ストレスが溜まるもの。
少しの時間でも赤ちゃんと一緒にお出かけをすることで、親自身の気分転換になります。
せっかくの育休なのに、ストレスを溜めたくないですよね
そのためには、少しでも外の環境に触れられる、この時期の育休取得がピッタリです。
赤ちゃんの成長に合わせた環境作りが大変になる
これまで、生後4ヶ月以降の育休取得の良い面ばかり紹介しましたが、もちろん大変な面もあります
赤ちゃんはこの時期になると、お座りしたり、ハイハイしたり、一気に行動範囲が広がります。
そうなると、赤ちゃんが
- 転んで頭をぶつける
- テーブルや棚の上のものに手を伸ばす
- 電源コードをかじる
- コンセントに指を入れる
- 小さいものを口に入れて呑み込もうとする
- 台所に入ろうとする
といった危険な場面に遭遇するようになります。
少しでも危険を無くすためには、
- 柱や棚の角にコーナーガードをつける
- 赤ちゃんの手が届くテーブルや棚の上をきれいに
- 電源コードにカバーを被せる
- コンセントにキャップをつける
- 赤ちゃんが遊ぶ部屋に極力物を置かない
- 台所など危ない場所にゲートを取り付ける
といった対策を施す必要が出てきます
このような対策はまとまった休みがないと、環境を整えるのは難しいです。
なので、赤ちゃんのためにまとまった休みが取りやすい育休を利用して、生活環境を整えるのがオススメです。
共働き世帯の場合
共働き世帯の場合は、奥さんの育休期間とずらして取得することも考えてみてはどうでしょうか?
その理由は次のとおりです。
- 奥さんの復職タイミングを早められる
- 希望する保育園に入園出来る可能性があがる
- 育休制度変更で分割取得出来るようになった
奥さんの復職タイミングを早められる
奥さんの育休期間が長くなると、復帰後のブランクを埋めるのにどうしても時間がかかってしまいます。
奥さんの復職タイミングの目安は、保育園が決まるかどうか。
もし保育園がなかなか決まらないようなら、奥さんの復職と同時に男性も育休を取る。
こうすることで、保育園が決まるまでの時間稼ぎが出来るようになります
希望する保育園に入園出来る可能性があがる
先程の理由と関係しますが、保育園が決まるまでの時間稼ぎを、親の育休期間をずらすことで実現すれば、その分希望する保育園に入園出来る可能性があがります。
特に4月入園のタイミングが狙い目です。
人気の保育園は定員枠はすぐ埋まります。
ただ4月に自分の子供が入園出来るクラスが0歳児→1歳児に変わると、保育園によっては定員枠が増えます。
つまり空き枠数が増えるのです。
こうなれば、人気の保育園でも入園出来るチャンスが広がります。
自分の大切な子供ですから、保育園選びは妥協したくないですよね?
こうやって時間稼ぎすることで、保育園選びで妥協しなくても済む可能性を広げられるのです。
育休制度変更で分割取得出来るようになった
22年9月までは、奥さんの育休取得期間とずらして取ろうと思っても、生後間もない期間に育休取得をしてしまうと、同じ子供の育児が目的で育休を取得するのは原則としてNGでした
それが22年10月から、産後パパ育休制度が始まったことで育休を分割取得出来るようになりました。
この政策はやはり女性の職場復帰をやりやすくするのが目的です。
政策も後押ししていることですし、使わない手はありません。
実際に育休取得したら何して過ごす?
実際に育休取得したけど、過ごし方が分からない。
そんなあなたには、この記事を読むことをオススメします。
私が実際に2週間の育休を過ごすうえで、経験したイベントを紹介してます。
まとめ 男性の育休 いつとるのが最も効果的?
この記事では、パターン別に分けて、男性の育休はいつ取るのが効果的か?を紹介してきました。
紹介した内容は
- 万人にオススメ→生後間もなく〜2ヶ月頃
- 親族サポートあり→生後4ヶ月以降も選択肢
- 共働き世帯→奥さんの育休期間とずらして取得もあり
でした。
ただ育休取得で1番重要なのは、取得タイミングでは無く、男性の育児への積極的な関与です。
育児に積極的に関われば、奥さんとの関係も良好に保てますし、子供への愛情も深まります。
子供が大きくなってから、もっと赤ちゃんのときの成長を見守っても良かったなぁ。
なんて、後悔しないよう、男性も積極的に育児に参加していきましょう!
コメント